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『トルク不足のパワーユニットは燃費が悪すぎる!』 BMW X4 2014年モデル XFOUR92さんのレビュー・評価
X4 2014年モデル
30
X4の新車
新車価格: 687〜912 万円 2014年8月25日発売〜2018年9月販売終了
中古車価格: 132〜482 万円 (18物件) X4 2014年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > X4 2014年モデル > xDrive35i M Sport
2014年12月24日 10:14 [781194-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 2 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 1 |
| 価格 | 2 |
Z4の35iが5年近くなりそろそろ次の車をということで家族会議なるインチキな催しが開かれた。
鬼嫁と愚息二人、私と希望は四者四様バラバラである。
鬼嫁は、見た目重視でC250Sportsのセダンでカラーは黒。
私は、MazdaのCX-5だ。
上の愚息は、もう一度車検を通す・・車に全く興味なし。
下の愚息は、今や世界を探しても選択肢が殆ど、いや全くないストレート6を換えるのだから次もBMWのN55、つまり同じエンジンが載る車と言い張り、何とX3の35i。
V12はとても買えないが、直6は確かにV6やV8では絶対に味わえない独特のビートとサウンドがあり、昨今のBMWの販売不調は直6が廃止された影響が大きいとも聞く。
X3の試乗を申し込んだが、35iは日本中探しても展示車も1台もない。
20iと20dが殆どで全く売れないのだという。
結局X3は諦めX4の35iMスポを試乗させてもらった。
Z4のDCTと違ってATなので街中ではキビキビ走れる。
試乗車はメルセデスのようにカメラとレーダーを使ったドライビングアシストプラスなる安全装備がついていたが、これはオプションとのことで通常はカメラのみとなりレーダーを使ったアクティブクル-ズやブラインドスポットモニタはつかない。
CクラスではC200以上に標準でC180はオプションだが全車装備して輸入されることとオプション価格が\10万強なので標準にすべきと思った。
メルセデスに販売台数で大きく差を付けられているから尚更だ。
X4のハンドリングは可変ギヤが標準ということで実に小回りがきく。
ただ、スムーズさは固定ギヤの420iの方が上だ。
可変ギヤは人工的でステアリングを切っている最中に微妙に段を感じショックが伝わってくる。
さて、この車の一番の問題は中高速域の加速と100キロ巡航時のトルク不足
。
市街地ではSPORTモードにしなくてもノーマルモードでも十分だと思った。
クォーンと言う音は官能的でこれだけで直6を買う人もいる。
高速の合流加速は問題ないが、ATの変速に遅れがあり変速してもトルク感がない。
一番の不満は80〜100キロ巡航時で軽く足をアクセルに載せていれば良いと思っていたが、実に微妙なアクセルワークをしないと車速が落ちる。
高速道路での例えば80から100Km/H加速にしても多段ATのセッティングが甘いのか?
かなりもたつく。
SPORTモードにすれば8速?巡航が6速ぐらいにシフトダウンされるが、そこから加速しようとしてもトルク感は薄く回転は上昇しても車速はのらない。
並のコンパクトカーについて行くのも難しいと感じる場面も。
Z4とは雲泥の差だ。
動力性能を絶賛しているプロの方は本当に試した?
それとも試乗車はBMWジャパンが学習効果を最大限発揮する様にプログラムした車?
とにかく1.9トンの重さや空力とエンジン特性はミスマッチ。
これがEU圏でターボディーゼルが売れる理由だなと感じた。
トルクが厚い20dと大差ないと感じる。
X3には20dがあるが、BMWジャパンが4,6シリやX4/X6と偶数の車にはディーゼルを設定しないのは明らかに間違いだ。
仕事でEU圏には年に何度か行くが、もはやEUではスポーティという意味でもディーゼルで例えば435iでなく435dで馬鹿をやっている輩も多い。
理由は同等以上の加速をするのと燃費。
35iや40iに載るN55エンジンは多くの賞をとっているが、このエンジン、実に燃費が悪いのは以前と変わらない。
高速をおとなしく走れば燃費が10Km/Lを超えるが、市街地と高速の併用では4からせいぜい7Km/LでX4の場合は満タンにしても400km以下でスタンドへ駆け込む必要がある。
北米以外でX3〜X6はディーゼルが殆どでディーゼルのみの国もある。
日本においてもX5の売れ筋は35dが断トツだ。
※日本の35dはデチューン版でEUでは30dと呼ばれる。
メーカーに突きつけられた環境性能から始まったディーゼルの進化は、ここまで来たか?という感がある。
Audiがディーゼルでレースをするのも頷ける。
MAZDAがEUで大健闘なのもこうした理由で、MCするCX-5は価格面や装備だけでなく、それ以外も日本のX3 20dより確実に優れているだろう。
BMWの営業マンが「マツダと比べるなんて・・」と絶句していたが、BMWジャパンの姿勢や業務品質はとても褒められたものでないことは、日本仕様の車から明らかだ。
さて、X4ならば今は発売初期で展示車も多くお買い得な条件となるのも影響し、愚息に鬼嫁が押し切られたというか、子離れ出来ない母親とマザコンの息子の連合軍は強力でX4の35iとなった。
同じ3Lの排気量で他社よりスペックが低いBMWの直6だが、燃費が悪い理由は明らかに中高速域のトルク不足だ。
SUVでも直6の回す楽しさを追求したのはよいが、明らかにセッティングミス。
それ以前にこのエンジンはそろそろ設計を見直す必要があると思う。
3Lのターボエンジンとして300Hp/40Kの数値は、今時2Lターボでも出ているし、何度も繰り返すが燃費が悪すぎる。
愚息は既にサブコンなるブースト騙しをどのメーカーにするか?大検討中。
ACシュニッツァーまでもが出しているサブコンは、実際のブーストの数値を改ざんして車側に低く通知しブーストを上げる簡単なもので自分で取り付けても1時間以内だ。
\10万でお釣りも来る。
EUだけでなく日本でも大流行だが、それはやはり亜流。
(私がターボ車の中古車を買わない理由もそこにあるが)
一人負け状態のBMWジャパンは起死回生のために、もっとディーゼルモデルを増やしてくれないかなぁと思う。
※輸入車はディーラーは3月決算だが、BMWジャパンもメルセデスもアウディも12月決算なので好条件を引き出すなら今が狙い目?
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった32人
「X4 2014年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2021年6月6日 21:06 | ||
| 2020年4月26日 11:08 | ||
| 2017年4月22日 22:16 | ||
| 2016年2月23日 17:28 | ||
| 2015年4月2日 18:24 | ||
| 2014年12月24日 10:14 | ||
| 2014年10月28日 00:27 | ||
| 2014年9月30日 22:13 |
X4の中古車 (全2モデル/158物件)
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- 支払総額
- 495.2万円
- 車両価格
- 478.8万円
- 諸費用
- 16.4万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 2.6万km
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- 支払総額
- 606.4万円
- 車両価格
- 574.9万円
- 諸費用
- 31.5万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.5万km
-
- 支払総額
- 374.9万円
- 車両価格
- 348.0万円
- 諸費用
- 26.9万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 5.5万km
-
- 支払総額
- 188.0万円
- 車両価格
- 178.0万円
- 諸費用
- 10.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 6.1万km
-
- 支払総額
- 729.3万円
- 車両価格
- 699.0万円
- 諸費用
- 30.3万円
- 年式
- 2023年
- 走行距離
- 611km
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