『SUVというよりは最強のファミリーカー』 ランドローバー ディスカバリー4 2009年モデル やっすぁんさんのレビュー・評価

【エクステリア】
エグさを押し出して威圧感を与えるドイツＳＵＶ各車に対して何処までもクリーンで上品なエクステリアはさすが英国車。
【インテリア】
ベンツＥクラス辺りを向こうに回しても充分に張り合える内装のクォリティと高級感、4に進化して最も良くなった部分かも知れない。
【エンジン性能】
ジャガー製ＡＪ-Ｖ8型5ＬはＸＪ/ＸＫ/ＸＦ（V8）/レインジローバー/同スポーツと多くの車種に展開される新開発ユニット、結構な勢いで吹け切るスポーツエンジンで常用トルクも申し分無し。
2.6ｔのボディを事も無げにスルスル加速させる怪力エンジン。
【走行性能】
このクルマの走破性を全て確かめようというのは、日本国内では無理な話。
ロード性能に関して言えばラダーフレーム車体の剛性感、エアサスのビシリとした安定性、5Ｌ-Ｖ8の加速性能、どれも申し分無し。
【乗り心地】
エアサスの恩恵でフットワークは望外に軽い。
ロールも少なく突き上げは皆無、窓が大きく明るい車内はさながら新幹線のグリーン車の様。
【燃費】
2.6ｔのＡＷＤだから良い訳は無く・・・、街乗りだと3.5ｋｍ/Ｌ
高速で定速走行に務めると10ｋｍ/Ｌ
遠出で7ｋｍ/Ｌといったトコロ、致し方無し。
【価格】
このエンジン、この内装、エアサスでこの走行性能がコミコミ750万円というのは正にバーゲン。
欧州御三家なら1000万の大台を超えて来るトコロ。
下取りは解らないが、買う時点で超の付くお買い得車。
【総評】
エココンシャスな時代に真逆を往くので諸手を挙げておススメは出来ないが、ファミリーカーとしては正に最強。
理想の家族を演出してくれたりして・・・？ｗ